抵抗の比を使った問題の考え方

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抵抗の比を使うと電圧や電流が求められます。この考え方がないと解けない問題もあります。また、比を使うことで電流回路の問題の糸口が見えるようになり、回路の問題が簡単に解けるようになるので、ぜひ身につけてみてください。

例題

⑴R1に流れる電圧を求めなさい

⑵R3を通る電流を求めなさい

回答

⑴4V

⑵10A

⑴電圧を比で求める

この問題では合成抵抗を使って求めることは可能ですが、比での考え方を用いれば一瞬で解くことができます。

抵抗の比は R1:R2=1Ω:2Ω=1:2 となります

直列回路に流れる電流はすべて同じです

オームの法則 電流x抵抗=電圧 より

電圧の比は 1 X 〇A:2 X 〇A =1:2

12Vが1:2の比で流れているので

電圧は R1:R2=1:2=4V:8V

A.4V

つまり、直列回路の電圧の比は抵抗の比と等しくなります

簡単に言えば

同じ電流が流れているのだから電圧は抵抗に比例して増えていく

よって、電圧の比は抵抗の比と等しくなる

 というような感じですね

⑵電流を比で求める

抵抗の比は R3:R4=1Ω:2Ω=1:2 となります

並立回路を通る電圧はすべて同じです

$$オームの法則 \frac{電圧}{抵抗} より$$

$$電圧の比は R1:R2=\frac{〇V}{1}:\frac{〇V}{2}=2:1$$

15Aが2:1の比で流れているので

電流は R1:R2=2:1=10A:5A

A.10A

つまり、並立回路の電流の比は抵抗の比の逆になります

簡単に言えば

同じ電圧が流れているのだから抵抗と電流の積は等しくなる

よって、電圧の比は抵抗の比の逆になる

 というような感じですね

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